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アジア初のISO16852 フレームアレスタ消炎試験施設を開設しました。

平成26年11月、フレームアレスタの消炎試験場が完成しました。この試験場はアジア初のISO16852に準拠した消炎試験施設です。

今までの消炎試験においては、小口径のものは自社、大口径のものは外部の施設を借りて実施しましたが、デトネーション、デフラグレーションの環境下における、総合的な消炎実証試験を行う専用施設がありませんでした。

今回、初めてアセチレン対応が求められることとなり、実証試験が必要となりました。今後の水素需要なども見越し、又、その他の懸案事項にも対応するため、建設プロジェクトがスタートしました。

場所、認可、環境等、多くの課題がありましたが順次課題を克服し、晴れてアジア初のデトネーション・デフラグネーション対応の「専用試験場」の開設に至りました。

試験を行うためには、配管内にフレームアレスタを要する環境と同条件に晒す必要があります。そこで、人為的に配管内火災を起こすことになるのですが、ただ火災を起こすだけではなく、その火炎を伝播させるスピードも必要となります。

配管内で火炎が加速するには、一定以上の配管長さが必要になります。デフラグレーションについてはフレームアレスタの両側に配管径の50倍(250Aならば12.5m)とISO16852に規定があります。

デトネーションについては、ISO16852には「十分な長さ」とだけ書かれていますが、他の文献を当たると水素で配管径の100倍(250Aならば25m)がデトネーションに必要と書かれています。その為、それらを賄える広さの場所が必要となりました。

試験場の模様につきましては2015年1月15日の日刊工業新聞、株式会社ビッグライフ様の「ビッグライフチャンネル」内でもクローズアップされております。

 

20150115日刊工業新聞

 

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